既に実施された多彩なプロジェクトの活動報告を掲載しています。

ホンノバ・プロジェクト —渋谷から東北へ

杉浦先生
渋谷ヒカリエのプロジェクトから東北、釜石「みんなの家」へ本が!恊働制作で本棚も完成。
(釜石の写真:かまいしまるごと情報WEBより)

プロジェクト名:ホンノバ・プロジェクト —渋谷から東北へ
担当教員:杉浦久子
コラボ団体:@リアスNPOサポートセンター、伊東豊雄建築設計事務所(伊東建築塾)、千代田ユネスコ他
プロジェクト内容:2013年3月にアーバンエクスポ「渋谷1000」展の中で、ヒカリエにて本の物々交換の場を仕掛け、東北、釜石の「みんなの家」(2013年国際的大賞、プリッカー賞受賞建築家,伊東豊雄氏が地域の方と恊働で手掛けた復興拠点)へ本をお贈りしたことから、釜石のまちづくり活動を行っている@リアスの方々と伊東豊雄建築事務所の方々と恊働本棚を制作する活動に発展しました。今後は、他にも出来始めた復興拠点に本を贈り、本棚を皆で恊働制作し、東京と釜石、釜石の拠点どうしをネットワークし、本と人が交流する「ホンノバ」をつくってゆきます。

リンクHPのURL: @リアスNPOサポートセンター    http://rias-iwate.net
                       かまいしまるごと情報WEB        http://cadatte-kamaishi.com


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担当教員:杉浦久子
コラボ団体:@リアスNPOサポートセンター、伊東豊雄建築設計事務所(伊東建築塾)、千代田ユネスコ他
プロジェクト内容:2013年3月にアーバンエクスポ「渋谷1000」展の中で、ヒカリエにて本の物々交換の場を仕掛け、東北、釜石の「みんなの家」(2013年国際的大賞、プリッカー賞受賞建築家,伊東豊雄氏が地域の方と恊働で手掛けた復興拠点)へ本をお贈りしたことから、釜石のまちづくり活動を行っている@リアスの方々と伊東豊雄建築事務所の方々と恊働本棚を制作する活動に発展しました。今後は、他にも出来始めた復興拠点に本を贈り、本棚を皆で恊働制作し、東京と釜石、釜石の拠点どうしをネットワークし、本と人が交流する「ホンノバ」をつくってゆきます。

リンクHPのURL: @リアスNPOサポートセンター http://rias-iwate.net
     かまいしまるごと情報WEB http://cadatte-kamaishi.com

01_ホンノバ・プロジェクト過程
【ブックつりーからホンノバへ】

2011年に渋谷駅「跨線橋」(ブックつりー)、2012年は「109前」や「東急プラザ」(MOYAIさんが行く)、2013年には「ヒカリエ」(MOYAI book)と「Shibuya 1000」展で毎年、渋谷駅周辺の隙間的公共空間で新しいコミュニケーションを起こすことを目的として始めた「本の物々交換のための空間づくり」は、震災を機に2013年には「ホンノバ・プロジェクト」として渋谷と釜石を繋ぐプロジェクトへと発展しました。さらに学内の「子育てフェスタ」でも行い世代も広がりました。

2013.6三茶子育てファミリーフェスタ2012.3-MOYAiさんが行く
2011.2-ブックつり2013.3-MOYAI-book



02_釜石へ広がる「ホンノバ・プロジェクト」

「ホンノバ・プロジェクト」で集まった本は、2013年5月までに計300冊を建築家、伊東豊雄氏のご協力のもと氏の設計された釜石の「みんなの家・かだって」に送りました。また地元で復興活動を行うNPO@リアスの皆様や、伊東豊雄氏、同建築事務所の方々と学生の恊働で、釜石の方々のためにここに本棚を作り「ホンノバ」の空間をつくりました。さらに、同年6月に開催された「三茶 子育てファミリーフェスタ」にて集まった子ども用の本は、9月にNPO@リアスのご協力のもと「インターネットdeかだって」へ送りました。

【インターネットdeかだってにて】

インターネット-de-かだってインターネットdeかだって2013.9.22
みんなの家2013.5.1インターネット-de-かだってにて



03_釜石ウォーク
釜石は破壊された建物や瓦礫はすっかり姿を消し、綺麗に空き地が整地され、被災した建物のほとんどが取り壊されてなくなっています。外部から訪れた者にはここで起こったことを想像することは難しい状態です。そこで、6月にはNPO@リアスの主催する「釜石ウォーク」に参加し、釜石の現状を視察し、復興活動を行う関係者たちとも交流する機会となりました。

【釜石ウォーク】

釜石ウォーク2014.6.9
23
45



04_桑畑書店との出会いから測量へ
釜石へ本を届けに行った際、被災した商店街に鉄骨のままで建ち続けている建物と出会いました。津波の痕跡を残しつつ、主体構造は傷んでいないこの建物は、老舗の「桑畑書店」でした。偶然にも書店であったことと、この建物の存在感に圧倒された私たちは、この建物をなぞりたいと思い、測量したいと考えました。現在は仮設商店街で営業されている桑畑氏のご協力もあり8月には測量が実現し、新たな「ホンノバ・プロジェクト」が始まりました。

【測量風景】

測量2013.8.27-8.29測量2
測量3測量4



05_秋桜祭展示
「桑畑書店」の建物自体に震災の様子を伝える力があると考え、震災が風化しつつある東京から発信したいと考えました。2日間かけてすべて現地で測量し、その後、2次元、3次元図面に起こしました。これに基づいて1/6模型を作成し、関係写真とともに2013年11月9日、10日、昭和女子大学、秋桜祭にて展示しました。模型制作や写真の展示を釜石関係者や多くの方が見学してくださり、伊東豊雄氏もいらしてくださいました。
さらに、「アーキニアリング展」にも模型写真を出展しました。
06_恵比寿スタジオフォーラム展示
2014年2月22日から28日には仮設で奮闘される桑畑氏やNPO@リアス、建築家、伊東豊雄氏や写真家、菊地和子氏のご協力もあり、NPO法人「これからの建築を考える」伊東建築塾「恵比寿スタジオ」にて今後の提案を表現した「桑畑書店」の1/6 模型の再展示と、釜石の写真やビデオ展示「ホンノバ・カタリバ」展を行いました。また、22日には、活動の経緯や釜石でのプロジェクト実現に向けた提案を「ホンノバ・カタリバ」フォーラムにて発表しました。釜石の方や伊東氏、沢山の参加者の方々との意見交換の機会となり、この場が「ホンノバ・カタリバ」となりました。

【恵比寿スタジオフォーラム展示「ホンノバ・カタリバ」】
フォーラム2フォーラム2014.2.22
【恵比寿スタジオフライヤー】
恵比寿スタジオフライヤー1-恵比寿スタジオフライヤー2
【作業風景】
作業風景1作業風景2
【ホンノバ展示会】
ホンノバ展覧会内観1-ホンノバ展覧会全体1
ホンノバ展覧会全体-2-ホンノバ展覧会全体3-



07_新建築掲載記事
ホンノバ・プロジェクトin伊東建築塾恵比寿スタジオ「ホンノバ・カタリバ」の紹介記事が新建築2014年4月号に掲載される予定です。
震災の記憶が消え行く今日、今後は釜石の現場からも発信してゆく予定です。

【新建築掲載記事】

sk1404_exhibition_0323-3