既に実施された多彩なプロジェクトの活動報告を掲載しています。

三茶・三宿まちなかプロジェクト2016

パン祭り
パン祭り

プロジェクト名:三茶・三宿まちなかプロジェクト2016
実施期間:2016年4月1日~2017年3月31日
担当教員:鶴田佳子
コラボ外部団体:三軒茶屋まち道楽実行委員会、太子堂商店街、三宿四二〇商店会、世田谷パン祭り実行委員会、下の谷商店街、下の谷町会
プロジェクト内容:
大学周辺のまち、三軒茶屋・三宿エリアをリサーチし、魅力と問題点の洗い出しから始めます。まちの特色を議論し、地域の有志の方々と共に地域活性化のための名物商品やイベントの企画・運営に携わります。
地域の魅力を活かし、賑わいを生む取り組みとして、3つのイベント「世田谷パン祭り」「三軒茶屋まち道楽」「したのやえんにち」を地域の団体と協同で開催。いずれも1度きりのイベントではなく、毎年継続して実施するとともに、イベントをきっかけに日常生活の中でも人とまちがつながりをもてるような提案もしていきます。
また、活動成果を共有、かつ切磋琢磨するために世田谷区内にある他大学の8研究室合同で「世田谷まちなか研究会」を毎年、行っています。


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01_まちのリサーチ



02_三軒茶屋:三軒茶屋まち道楽
イベント「三軒茶屋まち道楽」は、三軒茶屋で何か面白いことをしたいと、この街を拠点とする有志が活動を開始したものです。コンセプトは“もっと地元で遊ぼう”。昨年までは茶沢通り(太子堂商店街)と烏山川緑道で季節に1回、歩行者天国の時間帯を活用して、イベントを開催してきました。2016年度は烏山川緑道でのイベントを4月24日と10月30日に、そして2017年2月5日には新たな体制の立ち上げの会を下馬二丁目北町会の集会室にて開催。

実行委員会のメンバーとして事前ミーティングから加わり、イベント当日は会場設営から片付けまでメンバー全員で関わり、イベント中はオリジナルレモネードやサバサンド等の販売、イベントチラシの作成・配布などを通して、まちとひと、情報をつなぐ役割を担いました。



5月15日にまち道楽実行委員会のメンバーとともに小田原のミナモト農園へ行き、レモンの摘果作業と下草刈りを行いました。ミナモト農園では無農薬のかんきつ類を栽培しています。レモンやライムなど、収穫したものを絞り、レモネードやライムネードとして、まち道楽のイベントで販売しています。


2月5日には新たな体制の立ち上げの会を下馬二丁目北町会の集会室にて開催。今までの実行委員会に加え、町会の役員の方にもご参加いただき、新たな交流の輪を広げました。



03_三宿:世田谷パン祭り

「世田谷パン祭り」はパンを楽しむお祭りです。2016年10月9日(日) 、10日(月祝)の2日間、第6回世田谷パン祭りが世田谷公園とIID世田谷ものづくり学校をメイン会場として開催されました。第1回のイベントから三宿四二〇商店会とコラボレーションし、世田谷パン祭り実行委員会に参加しています。


昨年に続き、会場周辺の住民の方へ優先販売をする「地域優先販売チラシ」の裏面を活用し、「世田谷パン祭り2016*会場周辺リサーチ情報」という記事を掲載させてもらい、パン祭り当日、イベントに参加をしなくても、日常生活の中で三宿のまちに出かけ、お店や施設を利用してもらいたいという目的で情報発信を行いました。このチラシは、イベント会場周辺の住民の方々へ、事前に町会を通じて配布させて頂きました。


6回目の今年は2日間にわたっての開催で、5万人近い来場者となりました。世田谷公園、IID世田谷ものづくり学校を中心とする会場は長蛇の列となり、大盛況。世田谷公園に隣接する三宿四二〇商店会ではスタンプラリーを実施し、イベント会場だけでなく商店会の飲食店も多くの人が訪れ、当日は三宿のまち全体がイベント会場のような賑わいとなりました。


04_三軒茶屋:したのや縁日
「したのやえんにち」は、2007年から毎年11月23日に下の谷商店街で実施している小さなイベントです。下の谷商店街の恒例もちつき大会にあわせて、下の谷町会に協力する形でフリーマーケットや子供向けのゲーム、町会名物焼きそば販売などを手伝わせて頂いてきましたが、今年度から下の谷町会主催となり、名称を「したのや縁日」として再出発。内容はもちつき大会、焼きそば販売、フリーマーケットの他、こどものあそび場として、ゲームのワークショップコーナーを担当し、地域の子供たちとも交流することができました。



05_世田谷まちなか研究会
2016年12月11日(日)に「第7回 世田谷まちなか研究会」で本プロジェクトの活動報告をしました。会場は今回の幹事校、東京都市大学の夢キャンパス。二子玉川ライズにあり、多摩川を見下ろすことのできるロケーションでした。
世田谷まちなか研究会は、区内の5研究室で情報交換・交流する場として、駒澤大学 松本研究室、日本大学 後藤研究室、成城大学 境研究室、国士舘大学 田中研究室、昭和女子大学 鶴田研究室で毎年、開催していましたが、さらに3研究室が加わり、8研究室での情報交換会となりました。