三茶・三宿まちなかプロジェクト2017
プロジェクト名:三茶・三宿まちなかプロジェクト2017
実施期間:2017年4月~2018年3月
担当教員:鶴田佳子
コラボ外部団体:三軒茶屋まち道楽実行委員会、三宿四二〇商店会、世田谷パン祭り実行委員会、下の谷商店街、下の谷町会
プロジェクト内容:
前年度からの内容を継続して実施する。研究室の学生を中心に大学周辺の三軒茶屋、三宿エリアに位置する商店街や団体と協働で、まちの活性化のためのイベント企画、運営を行う。
三宿では「世田谷パン祭り実行委員会」の一員として地域活性のためのイベントを企画、運営する。イベント運営だけでなく、地域をリサーチし、問題点を発見した上で、地域の方々に配布する「地域優先チラシ」を作成、地域情報を発信する。また、パン屋とコラボして、地域の特色を活かしたパンを考案、販売。
三軒茶屋では「まち道楽実行委員会」の一員として、3か月に1度開催されるイベント「まち道楽」の企画、運営に携わり、地域の方が日常的にまちを活用するきっかけづくりを提案する。
三軒茶屋(太子堂、下の谷エリア)・三宿エリアについて文献資料や地図からまちの変遷を学び、現状調査を実施。地図とカメラを片手に街路の状況や人の活動状況などを観察、記録。まちの特色をディスカッションしました。
イベント「三軒茶屋まち道楽」は、三軒茶屋で何か面白いことをしたいと、この街を拠点とする有志が活動を開始したものです。コンセプトは“もっと地元で遊ぼう”。一昨年までは茶沢通り(太子堂商店街)と烏山川緑道で季節に1回、歩行者天国の時間帯を活用して、イベントを開催してきました。2017年度は烏山川緑道でのイベントを4月23日に行いました。10月29日も準備を進めていましたが、あいにくの雨天により中止となりました。
実行委員会のメンバーとして事前ミーティングから加わり、イベント当日は会場設営から片付けまでメンバー全員で関わり、まち道楽オリジナルのレモネードやサバサンド等の販売などを通して、まちとひと、情報をつなぐ役割を担いました。
8月19日には三軒茶屋まち道楽実行委員会、下馬二町目北町会主催、こどものひろば公園で「三茶水かけ祭り」を開催。「三茶水かけ祭り」は、「防災訓練」「打ち水」を兼ね備えた子供達も楽しく参加できるお祭りです。
今回初めての開催でしたが、イベント当日はお天気にも恵まれ、地域の方々と一緒に災害時の給水方法を知り、また消火器の使い方をゲーム形式で行うことで、楽しみながら防災について学ぶことができました。
8月水かけ祭り
2月4日には「三軒茶屋まち道楽 祭りはじめの大宴会」をまち道楽実行委員会のメンバーと共に企画・開催しました。このイベントは、普段からまち道楽に参加しているメンバーはもちろん、なかなか参加できないメンバーも集まり、交流する場として、また、新たな参加者や参加団体ともつながり、活動を広げる場として、企画しました。
今回は地元の味を知る!ことも目的に、事前に三軒茶屋のお総菜やスイーツのお店をリサーチし、ゼミで試食会を実施。また、三軒茶屋まち道楽のこれまでの活動とお料理のお店情報をチラシに盛り込み、このイベントで初めましての人同士も交流しやすいように作成しました。
「世田谷パン祭り」はパンを楽しむお祭りです。2017年10月8日(日) 、9日(月祝)の2日間、第7回世田谷パン祭りが世田谷公園とIID世田谷ものづくり学校をメイン会場として開催されました。第1回のイベントから三宿四二〇商店会とコラボレーションし、世田谷パン祭り実行委員会に参加しています。
世田谷パン祭り2017の会場:世田谷公園
世田谷パン祭り2017の会場:池尻小学校
三宿にあるパン屋シニフィアンシニフィエとのコラボ三色パンの販売。popも制作
地域優先販売チラシの裏面「世田谷パン祭り2017イベント関連情報
昨年に続き、会場周辺の住民の方へ優先販売をする「地域優先販売チラシ」の裏面を活用し、「世田谷パン祭り2017*会場周辺リサーチ情報」という記事を掲載させてもらい、パン祭り当日、イベントに参加をしなくても、日常生活の中で三宿のまちに出かけ、お店や施設を利用してもらいたいという目的で情報発信を行いました。このチラシは、イベント会場周辺の住民の方々へ、事前に町会を通じて配布させて頂きました。
「したのや縁日」は、2007年から毎年11月23日に下の谷商店街で実施している小さなイベントです。
今年度はしたのや縁日に先駆けて8月20日に「シタノヤストリートパーティー」を開催。このイベントでは下ノ谷商店街の通りを使って、住む人々が一緒に飲んだり食べたりしながら交流を図りました。
今年の「したのや縁日」は3月4日に開催しました。恒例もちつき大会をメインに下の谷町会に協力する形でフリーマーケットやこども向けのワークショップ、町会名物焼きそば販売などをサポート。
また、この機会に地域の若い世代に町会や下の谷で神輿をかつぐ団体の会員募集も目的に2つの団体をまず知ってもらうために当日配布のチラシを作成しました。事前にインタビューをし、地域の情報も加えながら作成し、当日は子供向けに地域のキャラクター「せたがやじん」の協力も得て、「せたがやじん」とともにチラシを配布し、イベントを盛り上げることができました。
12月17日(日)に「せたがやまちなか研究会」で本プロジェクトの活動報告をしました。8回目を迎える研究会は、今年度の幹事校、成城大学で開催。
今回は、世田谷で地域と連携した研究活動をしている8研究室の活動報告と、世田谷区長をはじめとするパネリストによる講演&パネルディスカッションの二部構成で行われました。
参加大学は、成城の他、国士舘、駒澤、日大、東京都市大、産業能率大、そして私たち昭和女子大学。テーマは「世田谷区のグローバル対応とブランディング -商店街・地域と人の多様な活性化、共生の推進-」でした。
会場での発表風景