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2025年度紀要

現代ビジネス研究所紀要(2025年度)

昭和女子大学現代ビジネス研究所は、本学が産業界や地域社会と連携し、課題解決へ向けて学生とともにプロジェクト活動を実施したり、企業や自治体等に所属するビジネスパーソンが個人研究を行うことのできる場として、2013年度に開設され、2015年度からは毎年「現代ビジネス研究所紀要」をオンラインにて発行しています。

2026年3月現在、約130名の社会人研究員が、それぞれの多様な実務経験と、それを理論化する大学教育とを融合させ、ビジネス研究やプロジェクト活動を活発に進めています。この紀要は、そのような研究員たちと、所属する教員所員たちの1年間の成果の一部をまとめたもので、レフリーによる審査(「活動報告」を除く)を経て、公表されています。

2025年度も多くの執筆要望が寄せられ、査読・編集等を経て、今号には論文8件、研究ノート6件、資料6件、書評1件、そして活動報告(査読なし)9件が掲載されています。執筆テーマは多岐に亘っていますが、いずれも今日の時代の要請に呼応した内容です。

所属する社会人研究員のみならず、広く社会の人々にお読みいただき、現代社会の諸相についてビジネスの観点から考察を進めるきっかけとなればと願っています。

なお、紀要には掲載されなかった研究活動も多様なテーマで展開されており、次年度以降も、社会人研究員による研究活動のますますの進展と研究成果の報告を期待しています。

2026年3月

昭和女子大学 現代ビジネス研究所
所長 今井 章子

論文

  • ポジティブ・アクションがもたらす今後の管理職体制の考察 - 管理職昇進割合が低下した男性の活躍機会 -

    天野 博晃

  • 取締役会のジェンダー多様性とスキル構成が企業業績に与える影響

    安藤 希

  • ウクライナ侵攻後に北極開発を強化するロシア ~資源と航路、安全保障を巡る米中との権益争い

    佐藤 親賢

  • 取締役会決議なき経営判断と善管注意義務

    中島 幸介

  • 音楽コンテンツを対象としたサービス・エコシステムの制度設計 ―サービスデザインリサーチを通じた検討―

    保土田 玲子

  • 日本の上場企業等におけるサステナビリティ報告制度に基づく環境情報開示の傾向と特徴

    宮脇 啓透

  • Regional Growth by Entrepreneurship Capital in Japan: Production Function Estimation using the Levinsohn and Petrin Method

    Hironari MASUHARA

  • ポイント経済圏の限界に関する一考察―企業と消費者の視点から―

    山本 知己

研究ノート

  • 企業行動は日本の社会風土を変革しうるか ―カスタマーハラスメント対策の導入を事例として―

    安藤 佐和子、山地 理恵、渡邊 修一

  • 「忍び寄る破壊が進む京都の景観に関する一考察」(3)

    伊藤 直子、岩瀧 敏昭

  • 地方自治体の行政手続き支援に関する一考察 〜外国人住民への子育て支援を中心に〜

    川島 由華

  • 損益計算書からみる日本マクドナルドの経営戦略

    鈴木 大介、土田 尚弘

  • From Ocean to Vanity: How the Ingredients Blue Carbon Ecosystem Influence Sustainable Beauty Perceptions and Willingness to Pay

    Miyuki NAGAI, Tomoki YAMAMOTO, Aiko TAKAI

  • 母親を狙うマルチ取引勧誘にみられるフードファディズム的な消費者被害事例 -ジェンダー視点からの考察-

    平林 有里子

資料

  • 対人コミュニケーション能力向上を企図した傾聴訓練における教育的効果 ―2大学のリアクションペーパーにおける比較分析―

    後藤 和也

  • 地域のカーボンネガティブ実現に向けた森林保全と大規模太陽光発電等導入に関する研究

    重 浩一郎

  • 文理融合教育と理系人材創出に向けた進路選択との関係について

    曽根 博文、西野 孝徳

  • フランスにおけるマンガ・アニメの海賊版問題について ~Arcomによる「マンガ・アニメ市場」レポートから~

    豊永 真美

  • Clean Beauty and Biodiversity: A Preliminary Report on Quantitative Assessment of Sustainable Brand Practices

    Miyuki NAGAI

  • セカンドキャリア選択の意思決定要因調査 III

    西村 美奈子、遠藤 佳代子

書評

  • 礒井純充『「まちライブラリー」の研究:「個」が主役になれる社会的資本づくり』,みすず書房、2024年

    中崎 倫子

活動報告

  • UIターン就職後のまちづくり参加とライフキャリア形成に資するための 学生参加型事例研究の取り組みIII

    相場 毅正

  • 中小企業の業務継続計画 (BCP) 策定意識向上に関する研究 -福島の「ホープツーリズム®」を題材にした新たなロールモデルの検討-

    大須賀 健一

  • 日本における“越境人材”の歴史的考察

    川崎 保弘

  • 「こどものまち」における消費者教育の担い手育成のための 教材開発と実践モデルの構築

    北﨑 裕紀子、粕谷 美砂子、不破 眞佐子

  • イノベーションをめぐるシュンペーター仮説とスタートアップ企業

    木村 誠

  • 地域活性化の取組におけるソーシャル・イノベーション創出に 関する研究 -佐賀県有田町を事例に-

    熊澤 慎太郎

  • 評価社会における余白の設計 -「卓球プレイパーク」による組織再生の実践研究-

    古﨑 千穂

  • 単身女子学生のためのローリングストック促進に関する研究 ~災害時食品備蓄普及のための施策~

    北﨑 裕紀子、小塩 理恵子、段谷 憲、 大須賀 健一、杉本 宏、西村 威彦、 矢代 晴実、不破 眞佐子

  • 土地改良区における女性理事の登用について

    笛木 隆弘

助成金採択プロジェクト

研究員 研究プロジェクト名
相場 毅正 UIターン就職後のまちづくり参加とライフキャリア形成に資するための学生参加型事例研究Ⅲ
阿久根 佐和子 スウェーデンの屋外教育の実践的紹介と伝播 2025
天野 博晃 ポジティブ・アクションがもたらす今後の管理職体制の考察
:管理職昇進割合が低下した男性の活躍機会
伊藤 直子 京都・奈良における町家の喪失と保全にみる地域の衰退と活性化策の狭間に生じる社会課題についての研究
岩下 三希 昭和女子大学生を対象にしたフェムテック・フェムケアの意識調査
大賀 暁 ペット同伴出勤制度の導入促進に向けた課題とニーズの検証
大須賀 健一 中小企業の業務継続計画(BCP)策定に対する意識向上に関する研究
-福島の「ホープツーリズム」を題材にした新たなロールモデルの検討-
長田 尚子 均等法世代の高齢化に向けたライフキャリアのデザインに関する研究
-パターン・ランゲージを用いた実践知の記述と展開方法の検討-
加藤 光敏 「終活café」の実施
北﨑 裕紀子 「こどものまち」における消費者教育の担い手育成のための教材開発と実践モデルの構築
木村 誠 イノベーションをめぐるシュンペーター仮説とスタートアップ企業
熊坂 敏彦 「循環型地場産業」による地域振興事例の研究
-秋田県における発酵食品産業を中心にしたまちづくりの取組み-
熊澤 慎太郎 地域活性化の取組におけるソーシャル・イノベーション創出に関する研究
-佐賀県有田町を事例に-
小西 一禎 「性別役割分業意識にみるジェンダー格差」に関する研究
北﨑 裕紀子
(食プロジェクト)
生成AIを活用した ローリングストックを前提とした次世代非常食に関する研究
鈴木 宏規 東伊豆町魅力発信プロジェクト
曽根 博文 文理融合教育のさらなる普及による理系人材創出に向けた研究調査
豊永 真美 フランスにおける日本マンガの受容
~どのような批判があり、どのように社会に受け入れられていったか~
中崎 倫子 コミュニティ型図書館の研究 -まちライブラリーによる無形資産の構築-【実践編】
中島 幸介 意思決定論から見た経営判断原則
西野 孝徳 持続可能なツーリズムに向けた観光・交流による地域経済への影響分析
西村 美奈子 続・マチュア世代の働く女性のセカンドキャリア選択における意思決定要因
根橋 玲子 地域の加工技術とグローバル優位性(8年目)
~燕・金沢・福井・富山・岐阜の地場産業と台湾との連携可能性
吉田 純一郎 企業内中高年世代のジョブクラフティングにおける、プロボノが及ぼす影響の考察