まちおこし応援プロジェクト 三軒茶屋-学生による第2回よいしょ祭りの企画・広報・運営-
プロジェクト名:まちおこし応援プロジェクト 三軒茶屋 -学生による第2回よいしょ祭りの企画・広報・運営-
担当教員:木村信之
コラボ外部団体:三軒茶屋銀座商店街振興組合、早稲田大学踊り侍
プロジェクト内容:三軒茶屋・茶沢通りを中心に、地元、三軒茶屋銀座商店街の支援のもと、地域の高齢者と子どもたちの楽しめるイベントを、学生が主体となって9月末に実施する。その企画・準備・広報・当日の運営に及ぶ様々なジョブを、学生自身が企画し、参加メンバーを募り遂行する。ふれあい広場に屋根が付き供用が開始されるため、今年度は「縁日」をテーマにふれあい広場でのプログラムの充実を図る。また、地域小学生の参加を募り、PRフラッグの制作を実施するイベントなども企画し、実施する。
リンクHPのURL:三軒茶屋銀座商店街 三茶しゃれなあど
まちおこし応援プロジェクト 三軒茶屋 -学生による第2回よいしょ祭りの企画・広報・運営- 報告
一昨年度からこのプロジェクトにかかわり、中核を担ってくれた学生が引退し、今年は、1年生で初めて参加してくれた5名の学生が中核となり、4月までの間、早稲田大学の学生とも打ち合わせを行い、本年度の「第2回三茶よいしょ祭り」開催に向けて、スタートの準備を整えることができました。
4月に入り、学内にこのプロジェクトに参加してくれる学生を募集するポスターを掲示するとともに、環境デザイン学科の「DP総合演習」の履修希望者への呼びかけも行いました。
そして、DP総合演習履修希望学生28名の他、有志として名乗り出てくれた、環境デザイン学科3名、社会福祉学科1名、初等教育学科2名の学生を加え、合計34名で本年度の活動が始まりました。
昨年度中の準備
【11月21日】
来年度中核メンバー会合 ふれあい広場は昭和が主導して行うことを提案することを決定
【11月28日】
早稲田大学踊り侍から来年度の役員決定の連絡を受け、12月19日に顔合わせを予定
【12月6日】
三軒茶屋銀座商店街消費者懇談会に出席。江川事務長に来年度企画構想の概要を説明。
【12月19日】
早稲田大学踊り侍代表者と顔合わせ。お互いの責任分担を確認
【1月16日】
広場でのイベントの企画の進め方を検討
【2月18日】
メンバー募集ポスター作製。WEBサイトの立ち上げ。
フラッグづくりワークショップの8月9日開催を決定。
【2月19日】
昨年度の活動をまとめた新メンバーに対するPRビデオ制作
【3月10日】
三軒茶屋銀座商店街事務局を訪問。第2回よいしょ祭り開催日を9月7日に仮決定。予備日(21日または28日)も含め、会場の予約を依頼。
4月からの準備
【4月24日】
踊り侍との打ち合わせ。よいしょ祭りのポスターは、踊り侍が制作する。
【4月28日】
本番までの準備スケジュールの確認。キックオフミーティングの資料準備
よいしょ祭りの他に、昭和の学生だけで9月末にもう1回イベントを開催することを決定。よいしょ祭りの雨天予備日として予約してあった日を当てることにする。
【5月16日】
DP総合演習履修希望者、各学科からの有志学生が集まり、キックオフミーティングを開く。
6月24日、踊り侍とのミーティングで、第2回よいしょ祭りの開催日を9月7日に確定し、準備作業に必要な作業内容と予算の割り振りを行いました。準備のための地域の小学生に参加してもらうワークショップの日時を決め、PRフライヤーを作成し、7月7・8日に近隣の10小学校に持参して子どもたちに配布してもらうことにしました。
これまでに、よいしょ祭りの演舞団体は.6団体、ふれあい広場での出店は昭和4店、踊り侍などの演舞団体から4店の参加が確定しました。演舞団体用の控室の確保、リハーサルスペースを含むふれあい広場の当日のレイアウトの方針の確認も行いました。
7月6日までに、踊り侍・昭和それぞれで作成したフライヤーが完成し、手分けして小学校に持参し、子供たちへの配布をお願いしました。
7月25日、夏休み前の最後の全体ミーティングを行い、夏休み中の活動日程と各活動日の参加可能者の確認を行いました。また、よいしょ祭りの出店する4店を、輪投げ、ボウリングの2つのゲームと、ポップコーン、チョコバナナの2つの売店に決定し、それぞれのブースのデザインが出来上がり、夏休み中にブースごとに製作を行うことにしました。
8月30日夜の三茶ラテンフェスティバルを彩る竹灯籠のデザイン・制作は3年生を中心に進め、8月9日に開く、フラッグづくりワークショップの準備は、中核メンバーを中心に進めることにしました。さらに、今年は踊り侍からの提案で、揃いのTシャツを作り、イベントでは全員が着用することにしました。
また、昭和だけで開く9月末のイベントの名称を「ふれあい三茶祭り」と決め、企画書を商店街事務局に届け、このイベントにも世田谷区の後援をいただくことができました。
多くの小学校に協力をいただき、PRしましたが、事前の申し込みは5名でした。しかし、茶沢通りを通る親子連れが興味を持って次々に加わり、最後は、用意したフラッグが足りなくなるほど、多くの子供たちが協力してくれました。
絵付けの終わったフラッグは、商店街にお願いして、街灯に取り付けていただきました。ふれあい三茶祭り終了までの1か月半にわたり、茶沢通りの街灯にはためき、多くの方々の目に触れました。
今年は、ふれあい広場にステージを設け、開会のセレモニーを行った後、早稲田大学の学生による大道芸のパフォーマンスが披露されました。
会場のスピーカーから流れる音声に誘われて、道行く多くの方々がふれあい広場に入ってきて、パフォーマンスを楽しみ、子どもたちは、周囲のブースで食べ物を買ったり、ゲームを楽しんでくれました。ふれあい広場への入場者数も延500人を超えていたと思います。
午後1時半、茶沢通りでの1回目の演舞パレードが始まりました。1000人を超える人々が沿道に詰めかけ、次々と披露される各団体の演舞を楽しんでくれました。用意したプログラムは、瞬き間になくなりました。
また、突然世田谷区の商店街のマスコットがーやんがやって来て、子どもたちとの触れ合いがありました。
演舞の最後は、すべての演舞団体が一堂に会し、見ていた子供たちも巻き込んだ総踊りで有終の美を飾りました。
ふれあい広場だけのステージと出店だけですが、ステージでパフォーマンスをする団体はメンバーが他大の友人や母校のサークルに呼びかけて出演を依頼し、出店は、よいしょ祭りの4店に、ストライクアウトのゲームとミニオブジェを作るコーナー、メッセージを貼っていって作る花火、商店街でのスタンプラリーを加えました。
ポスターをまちの掲示板に貼ってPRを行いました。
当日の準備から後片付けまで、力仕事もすべて自分たちで行いました。
よいしょ祭りとの差別化を考え、できるだけ多くのスタッフが浴衣を着ることにしました。ステージでの歌や、踊りの伴奏の音楽がスピーカーから流れると、道行く人々が次々にふれあい広場に入ってきて、イベントを楽しんでくれました。時間がたつにつれて子どもたちや高齢者の来場が増え、予想以上に大勢の方々が来場され、イベントを楽しんでくれました。大盛況のうちに、三軒茶屋銀座商店街を会場としたすべての企画イベントが終了しました。
10月4日、世田谷線沿線の商店街をつまみ食いをしながら歩く「つまみ食いウォーキング」に参加している三軒茶屋銀座商店街の店頭に立って、つまみ食いウォーキングをされている方々へ商品をお渡しするお手伝いをしました。
10月12日、地元の太子堂八幡神社の秋祭りでは、法被を着せていただき、太子堂三軒茶屋町会のお神輿を、提灯を持って先導する役割をさせていただきました。
11月14・15日のコスモス祭では、教室にイベントの状況を再現し、映像を流して来場者に今年の活動を紹介し、様々なアドバイスをいただきました。
1年間、本当に盛りだくさんの活動でしたが、いろんなことを体験できた、楽しい1年でもありました。
来年度に向けて、踊り侍の代表者とのミーティングは12月から始まっています。三軒茶屋銀座商店街への来年度の会場の予約もお願いしました。
1月に三軒茶屋銀座商店街の開催した消費者懇談会では、昭和女子大学の学生が商店街で様々な活動をしていることに対し歓迎の声が寄せられましたが、そのような活動をしていることがあまり知られていないので、もっとPRをしてほしいという要望も寄せられました。地域と昭和のつながるイベントとして定着し、さらに大きな輪となるようにしていきたいと考えています。