既に実施された多彩なプロジェクトの活動報告を掲載しています。

ハノイ市ドンラム村集落保存協力のための女性リーダー交流支援プログラム

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プロジェクト名:ハノイ市ドンラム村集落保存協力のための女性リーダー交流支援プログラム
実施期間:2019年5月~2019年12月
担当教員:友田博通(環境)
参加人数:昭和女子大学環境デザイン学科3名/ 管理栄養学科2名/食安全学科1名/国際学科8名/女子栄養大学4名/日越大学地域研究専攻10名/ハノイ国家大学日本学科6名
協働先:ベトナム ハノイ市ドンラム村・ティエンザン省カイベー市・文化庁・神戸北野地区守り育てる会・日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会・日越大学・ハノイ国家大学・女子栄養大学
目的:
昭和女子大学国際文化研究所は文化庁と協働しベトナムの集落保存と国家文化財指定に協力、2004年ハノイ市ドンラム村を国家文化財指定第一号、2017年にカイベー市ドンホアヒエップ村を国家文化財指定第4号にすることに貢献、いずれもJICAの支援を受け観光地化にも成功した。本年は、ドンラム村で世界遺産に向けての調査と女性リーダーを中心として日越交流、ドンホアヒエップ村を観光推進を目指し女性陣の日本文化紹介を中心とした観光祭と国際シンポジウムを行った。
学習・教育到達目標:
国際研プロジェクトに学生達を参加させ、ベトナムの大学生達と共同し日本の様々の団体の活動を支援するとともに、ドンラム村民・ドンホアヒエップ村民とし交流、国際的に活躍する人材育成を目指した。


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01_活動内容と成果

具体的には、ドンラム村では8月に日越大学の学生をインタビューアーに集落保存と観光化に対する意向調査を行い、その後ドンラム村の女性リーダー候補を日本に招聘し日本のまちづくり女性リーダーと交流、環境デザイン学科の学生が主となって日本のまちづくり女性リーダーの研究を行った。ドンホアヒエップ村では、11月に第4回観光祭が開催され日本から日本のまちづくりリーダーが多数現地を訪問。観光祭開幕式は全国ネットのホーチミンTVで2時間生放送された。今まで貢献した多くの団体が表彰され、また各チームの紹介・琉球踊り・能・和弓なども放映された。翌日は、神戸・日本橋・ホイアンドンラムなどの女性リーダー達のシンポジウムが行われ、まちづくりや観光発展について意見交換した。また、ハノイ市ドンラム村でも文化財保存と活用における女性の役割についてのシンポジウムを開催した。

ハノイ市ドンラム村 世界遺産へ向けての住民意向調査


ドンラム村女性リーダー達と日本のまちづくり女性リーダーの研究(左から京都・谷中・今井町・卒論生を中心に参加)


ティエンザン省主催シンポジウム(左:本学出身ホーチミン建築大ゴク先生)


カイベー祭開幕式:本学他16名の女子学生が同窓会提供の日本文化紹介に和服姿で参加


ドンラム村シンポジウムにも国際学科8名が参加



02_自己評価と反省

2019年度リエゾンセンターの公募に際し、国際文化研究所の活動に非常に多くの参加希望があった。そのため日本の学生への支出で予算が不足し、ベトナム側学生の人数を減らしたのは残念であった。