既に実施された多彩なプロジェクトの活動報告を掲載しています。

山手線全駅模型プロジェクト

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プロジェクト名:山手線全駅模型プロジェクト
実施期間:2019年4月~2020年1月
担当教員:田村圭介(環境)
参加人数:環境デザイン学科 20名

協働先:東京都建設局
目的:
本プロジェクトは、2016年と2017年に東京都建設局主催の「東京 橋と土木展」に出展した「新宿駅模型プロジェクト」を継承するものである。展示の企画から展示物制作までを学生が主体となって活動を行ってきた。各駅全体の空間構造を視覚化することを目的として、大学で学んだ建築の知識とスキルを活かして学外に情報発信をすることを取り組んでいる。2019年の企画では、山手線全駅を模型化することにより、山手線全駅の全体像の把握と各駅の特徴を明らかにすることを目的とした。展示会場は新宿駅西口地下広場(8月)と秋桜祭の教室(11月)であった。
学習・教育到達目標:
①(知識とスキル)駅の成り立ちや関係性を理解する。駅の空間構造について資料・情報を収集しそれを解明し、図面化と三次元の3Dモデル化することができる。
②(アウトプット)公の場での展示物として、駅の空間構造を模型と写真・図・テキストによる説明パネルによって表現し、それを他人に説明できる。
③(グループワーク)チームでプロジェクトの勉強会・企画・設営・運営・撤去を行うことができる。


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01_活動内容と成果


02_自己評価と反省

<知識とスキル>

・日常の中にも建築的発見を見いだせるようになった。
・普段意識していなかった駅の構造を、駅を歩いているときに意識して歩くようになった。
・駅自体の構造だけでなく、歴史的背景や周囲との関係性についても理解が深まった。
・自分の利用する駅の構内図が鮮明に見えるようになった。
・普段の設計製図などでも周辺環境や土地の状況を重視するようになった。

<アウトプット>

・お客様が驚いたり楽しんだりしている姿を見たとき、とても達成感があって嬉しかった。
・周りのたくさんの方々の協力があってこそ、成り立っていることを実感できてとても良い社会勉強になった。
・自分からお客さんに話しかけて説明するということも初体験であった。
・神田駅に一人で調査に行った際、海外からの観光客に道を聞かれたが迷うことなく自信を持って答えられた。
・模型制作は細かい模型になることの大変さと、正確さ、また外部に見せるがゆえに求められる完成度の高さが重要であることを知ることができた。

<グループワーク>

・一年生の夏から先輩がやっていることを体験できたことは、自分の今後が見え、これから頑張ろうと刺激になった。
・物事を行うには段取りが大切だと改めて痛感した。
・自分の作業スピードや大人数で一つのことに向かっていく難しさを感じた。
・自分が上級生の立場になったときに先輩たちのような下級生のことを思いやり、引っ張っていけるようになることである。
・3年生として初めてまとめる立場に立ち、自分のこともやりつつ、周りのことも気にかけるのが大変だった。